事前予告の通り、明日はみなこと後輩とカラオケです神楽佳樹です今晩和。
その前に某所行って一気に荷物を増やして出陣します。
程良いなんてとんでも無い位、テンションと脳細胞ぶっ壊して参りますんで神楽きっと明日廃人(爆)
それでも多分、薄い本読む気力は残ってるんだ。
それで明日の更新危ういとか・・・
どんな執念(全くだ)
さてと、本日は久々に、短くも無いですが長くも無い、駄作SS格納します。
偶々講義で言っていた内容から派生したネタなのでかなり突貫工事です。
ってか御前は真面目に講義聴けよ←
シリアス、でも無いかもですが、ギャグでは無いです。
CP色を混ぜたつもりもありません。
それっぽい感じの部分はありますが、今回は単に会話だけ。
A.C.E.3の創作です。
突然浮かんだモノで、本当粗は目立つと思いますが、御勘弁下さい(土下座)
苦手な方は要注意。
追記kらどうぞ。
作品のコメントも追記にて。
「どうかしたのか?」
月光号の窓から地上を見下ろしながら立ち尽くす少年に気付き、声を掛けた。
常とは違うぼんやりとした姿を不可解に思ったのもあった。
目に確かな光を宿し、何に脅かされる事も、惑わされる事も無い、危ういがしかし、凛とした彼。
どれ程の混乱にも、狼狽る事無く、冷静に、且つ確実に、物事を処理出来る判断能力は貴重だ。
感情を持ちながら、決して容易に流される事の無い鋼の意思。
時折その脆さに危惧を抱く事もあるが、兎に角彼は、そう言った人物だと思っていた。
掛けられた声に反応を返し、視線を顔ごと此方に向けた少年の瞳は、鮮烈に輝く蒼を少し濁らせ、穏やかな色合いをしていた。
「下に何かあるのかな?」
同じ視点で、とゆっくり彼の元へと歩みよれば、開かれる事の無かった唇が、微かに開く。
「・・・・・・アキト・テンカワ・・・」
「アキトで良いよ。長いだろ?」
ハハッ、と笑いを洩らせば、「ではそうする。」、との控えめの返答が来た。
「特に面白いモノは無いと思うんだけど・・・」
彼に倣い地上を見るが、特筆すべきような情景は無い。
「・・・・・・・・・」
「何か、悩み事?」
問えば驚いたようにバッ、と顔を上げ、再び口を開けた。
「・・・どうして・・・」
「うーん・・・何時もとなんとなく様子が違ったから、かなぁ。」
「・・・・・・」
無表情であまり感情を露にしない彼だが、実は良く見ると、語らない分素直に顔に出るのだと、アキトは知っていた。
元よりそのようなタイプの人物と関わってきた経歴のある人物なだけに、相手の機微を読むのもそれなりに長けている。
「良かったら、聞くよ。アドバイス出来る程人生経験積んでる訳じゃあ無いけどね。」
苦笑を洩らすアキトを見遣り、彼、ヒイロ・ユイは微かに溜息を洩らした。
待つ事に慣れているアキトは、ヒイロが話し出すのを急かす事も無くゆっくり待った。
あれからずっと地上を見詰めている彼の瞳には、何が映っているのか。アキトはそれを読もうとしてるのかもしれない。
「・・・・・・・・・レントン、や。」
「うん?」
ともすれば聞き逃しそうになる程、細く囁かれた声。
エンジン音はすれども、この場所まではそう届く事も無く、人が居なければ実に静かな場所だ。
確かなサインをアキトは拾い、優しい双眸で返した。
「・・・ガロードや、ゲイナーは・・・彼女達の為に、此処に居る、のか。」
「・・・絶対とは言えないけど、理由としてはあると思うよ。」
若い故に想いの一途で、そして熱い彼等を思う。
その根底にある思いは、皆同じではあろう。
「レントンにはエウレカ、ガロードにはティファ、ゲイナーにはサラ。皆、守りたいものがある。」
「そうだね。守りたいものの為に、彼等は戦ってる。」
そこで少し切り、ヒイロは繋げた。
「―――――・・・・・・人は、誰かの為に、戦うんだろうか。」
「ヒイロ君?」
「誰だって、誰かの、何かの為に戦うと言う。俺は・・・俺の戦うその意味は・・・何だろう。」
そうしてヒイロは、ゆっくりと瞳を閉じた。
「でも・・・君も何か理由があって、この戦いに加わってくれたんだろう?」
何を言うべきかと言葉を探していたアキトは、結局無難に言葉を選んだ。
「この、戦いに?」
「君、言っていたじゃないか。二度と繰り返さない為に、と。世界の平和を願っての事じゃないのか?」
単身一機で突如戦場に乗り込んだ若き兵。
彼の願った未来は、果たしてどんなものだったのか。
「・・・確かに、俺は、あの過去の過ちを二度と起こさない為に、その起爆剤になり得る種を消し去ろうとした。
それを誰かや何かの為、と言うのか。だが・・・」
彼の瞳の濁りが増す。
何を躊躇うのか、若しくは恐れて戸惑っているのかもしれない。
「それは、本当に俺の思い、願いなのか?若しかすれば、今まで叩き込まれた思想や教えが、俺の感情を作り上げているのかもしれない。
誰かに植え込まれた、まやかしなんじゃないのか?」
彼等はたった1人、この過酷な戦争の真っ只中へ落とされたと聞く。
心身共に成長期であるその大事な時期に、彼等は全てを大人に捧げねばならなかったと言う。
アキトは、とても遣り切れない思いだった。
「誰かが、言った。コロニーでも特定の誰かでも、自分の想う人の為に戦えば勝てると、大丈夫だと。
そんな感情、分からないと言った。そしたら大切な人が出来れば分かるようになると。
大切な人が出来たら、自分を大切にするように相手に接すれば良いと言われたんだが・・・それが分らない。」
「え?」
「自分など、いらない。別に何時死ぬとも分からない不自由な身を、どうして好きになれる。
俺は、俺の為に生きて来た訳では決して無い。だが、誰かの為に生きて来た訳でも無い。
ただコロニーにいるドクターの指示に従っていただけだ。不満は無かったが、満足感も無い。
誰かを傷つける為の存在と言っても良い。言うなれば不穏分子に近いだろう。」
存在理由は何処にある?、と無言で問い掛けるヒイロの横顔を、アキトは見詰めた。
「以前に、言われたんだ。”お前が大切なんだ”、と。」
「・・・うん、それで?」
「”受け入れてほしいとは望まないから、どうか、それだけは覚えておいて欲しい”と。
だが、どれだけ大切だと思われたところで自身の考えなどそうそう変えられない。
それに、こんな俺が、同じだけの思いを返せるとは、どうしても思えない。
ならば、返せない想いに苦しまなくて良いように、誰からも思われなければ、と思っていたんだが、
誰かを想う事が戦う理由になると言う事は、俺のこの考えを真っ向から否定されている事になるんだと・・・」
「・・・・・・」
アキトは、大人びた少年の心を想う。
本当に大切な事を蔑ろにされたまま大人の世界へ放り込まれ、そして結果だけを求められた、犠牲のなれの果て。
彼の生活環境や素性を把握している訳では無いのだから全てに於いて否定的に捉える事は出来ないが、
1つ言えるのは、何時の時代であっても大人は責任と重圧を未来への可能性を携えた子供達に押し付け、
まるで盤上の駒を推し進めるかのように、戦局を動かす、哀しい現実があると言う事だけだ。
何時だって、子供達は大人の犠牲。あの娘もそうであったように・・・
「・・・済まない、こんな愚痴のような事を言うつもりは無かった。
ただ、人を殺してきたその重さから何かしら理由を付けて逃れたかっただけなのかもしれない。」
嘲笑を漏らしたその口元とは裏腹に、ヒイロの瞳は、何所か悲しそうだった。
「ヒイロ君は、その人の事が好きなのか?」
「・・・・・・・・・考えた事も無かったが。しかし・・・嫌いでは、無いと思う。」
「守りたい、と思った事は?」
「無いな。どちらかと言えば人の任務の邪魔ばかりしてくれた。言わばライバルのようなモノに近い。」
「・・・・・・同じ、パイロット?」
「そうだな。」
次第に心を開いて来てくれるヒイロに、アキトは微笑ましくなった。
彼の生来の性格もあるのだろう、これは、彼自身が恐らく自覚しなくてはならない事なのだ。
「別にね、僕は戦う事に理由なんていらないと、思ってるよ。」
思ってもみなかった返答を返されたのか、アキトを見るヒイロの瞳が少し見開いた。
「理由が無くちゃ戦えないなんて、子供みたいだし、ね。確かに理由があった方が楽だから。」
「・・・でも、あるんだろう?」
「そうだね、僕には確かに守りたいものがあるよ。何を犠牲にしても、何を踏みにじっても。
決して失くしたくないものがあるから、戦うんだ。でもね、無意識でも意識的でも、"戦う"って事は、それだけで誰かの何かを突き動かしてるんだ。」
ヒイロは黙って聞いている。
「大体、無理矢理理由を探すのも、なんかこじ付けみたいで格好悪いじゃないか。
・・・きっとね、分からなくても良いんだ。いつか、時が経って、過去を思った時に、ふと自分の戦う理由が分かるかもしれない。
それは誰かや何かや、もしかしたら自分の為かもしれない。でも、結局大切なのは今で、結果で、自分がしてきた事だ。
何かで言い訳したとしても、過去は清算出来ないし、罪が軽くなる訳でも無い。斯く言う僕もそう。
散々人を葬って、傷付けて・・・言い訳なんかで帳消しには出来ないから。」
弱い心と、脆い自身のプライドと、諦めきれなかった想いの為に。
「大丈夫、君だってちゃんと、戦う理由があるさ。今は分からなくても、"今の為に"戦える事に、意味はあるから。」
じっと黙って見詰める彼の頭に、アキトは手を置いて撫でた。
「難しく考えなくて良い。君は君の思うようにやりなさい。」
「・・・・・・手を退けてくれ。」
その顔が少し赤味を差しているのに、アキトは笑ってしまった。
素直でないのは、環境なのか、性格なのか。
この場合、両方のような気もする。
「君も僕の息子だったらなぁ。」
「・・・こんなので良いのか?」
「どうして?君みたいな子供も欲しかったよ?」
「物好き。」
吐き捨てた呆れ口調に、剣や棘が含まれていなかった事が、余計にアキトの心に響いた。
平和を夢見ながら、
その先を夢見る事の出来なかった少年。
平和を思い描き、
その為に自分を犠牲にした青年。
根底にある思いは、恐らく同じだろう。
まだ見ぬ誰か、守りたい何か。
"大切なモノ"の為に、汚れる手を今日も、天へと翳す。
眩い光が、何かを変えると、信じて・・・
って事で、アキトとヒイロの会話でした。
元々ヒイロの話ではあったんですが、相手を誰にするか迷いまして(^^:
1番最初は竜馬だったんですよ。
でも、あの人実年齢大人だけど精神的に子供のような人なので、しかも人の心の機微なんて絶対読み取れない子なので、チョイス出来ず。
結局、精神的にも年齢的にも十分大人なアキトさんにお願いしました。
本当アキトさんて、御父さん、って感じします。
だから、ヒイロも話し易いかなぁ、と。
人が良い印象があるので、ヒイロも強く出れないと良い。
あのルリが父と慕った位だし、ルリとも似通ってる所があるかなぁ、と思う佳樹としては、ヒイロが無意識にアキトに甘えてても良いなぁ、なんて。
アキトもアキトで、懐いてくれたのが嬉しく、実の子供みたいに可愛がってくれたら良いと思いました・・・が・・・本編での2人の会話は、恐らくありませんよね。
しかも佳樹、未だアキト使った事すら無いと言う←
ブラックサレナも乗りたいのですが・・・あの連続出撃数を消してしまうのが・・・それだけヒイロに愛を注ぎ込んだ証だったのに(いらない証だなヲイ)
こんな話になったのは、佳樹がヒイロに対して抱くイメージと講義の内容が妙に合致したから出来上ったのですが(イメージについては以前に記事にしたので、割愛します)、しかしヒイロ、饒舌ですね、驚く事に・・・
無口なポーカーフェイスは何処・・・・・・(沈)
神楽が書くと誰にしてもキャラ総崩れしますねぇ〜(泣)
今回も酷かった。
言い訳させて貰えるなら、一応はキャラ壊さないように努力だけはしております(嘘臭い)
余談ですが、
●"あの娘"=ルリ
●ヒイロのセリフの「"御前が大切だから"」ってのは、一応デュオ(←知りたい方は反転)
のつもりで書いてます。
多分どうでも良い情報だろうけど(爆)
よろしければ、御意見御感想、御待ちしております^^
ってか、ストーリーとかシステム根性で理解して、スパロボW宗介とヒイロの話書きたい。(まだ言うか)
その前に某所行って一気に荷物を増やして出陣します。
程良いなんてとんでも無い位、テンションと脳細胞ぶっ壊して参りますんで神楽きっと明日廃人(爆)
それでも多分、薄い本読む気力は残ってるんだ。
それで明日の更新危ういとか・・・
どんな執念(全くだ)
さてと、本日は久々に、短くも無いですが長くも無い、駄作SS格納します。
偶々講義で言っていた内容から派生したネタなのでかなり突貫工事です。
ってか御前は真面目に講義聴けよ←
シリアス、でも無いかもですが、ギャグでは無いです。
CP色を混ぜたつもりもありません。
それっぽい感じの部分はありますが、今回は単に会話だけ。
A.C.E.3の創作です。
突然浮かんだモノで、本当粗は目立つと思いますが、御勘弁下さい(土下座)
苦手な方は要注意。
追記kらどうぞ。
作品のコメントも追記にて。
「どうかしたのか?」
月光号の窓から地上を見下ろしながら立ち尽くす少年に気付き、声を掛けた。
常とは違うぼんやりとした姿を不可解に思ったのもあった。
目に確かな光を宿し、何に脅かされる事も、惑わされる事も無い、危ういがしかし、凛とした彼。
どれ程の混乱にも、狼狽る事無く、冷静に、且つ確実に、物事を処理出来る判断能力は貴重だ。
感情を持ちながら、決して容易に流される事の無い鋼の意思。
時折その脆さに危惧を抱く事もあるが、兎に角彼は、そう言った人物だと思っていた。
掛けられた声に反応を返し、視線を顔ごと此方に向けた少年の瞳は、鮮烈に輝く蒼を少し濁らせ、穏やかな色合いをしていた。
「下に何かあるのかな?」
同じ視点で、とゆっくり彼の元へと歩みよれば、開かれる事の無かった唇が、微かに開く。
「・・・・・・アキト・テンカワ・・・」
「アキトで良いよ。長いだろ?」
ハハッ、と笑いを洩らせば、「ではそうする。」、との控えめの返答が来た。
「特に面白いモノは無いと思うんだけど・・・」
彼に倣い地上を見るが、特筆すべきような情景は無い。
「・・・・・・・・・」
「何か、悩み事?」
問えば驚いたようにバッ、と顔を上げ、再び口を開けた。
「・・・どうして・・・」
「うーん・・・何時もとなんとなく様子が違ったから、かなぁ。」
「・・・・・・」
無表情であまり感情を露にしない彼だが、実は良く見ると、語らない分素直に顔に出るのだと、アキトは知っていた。
元よりそのようなタイプの人物と関わってきた経歴のある人物なだけに、相手の機微を読むのもそれなりに長けている。
「良かったら、聞くよ。アドバイス出来る程人生経験積んでる訳じゃあ無いけどね。」
苦笑を洩らすアキトを見遣り、彼、ヒイロ・ユイは微かに溜息を洩らした。
待つ事に慣れているアキトは、ヒイロが話し出すのを急かす事も無くゆっくり待った。
あれからずっと地上を見詰めている彼の瞳には、何が映っているのか。アキトはそれを読もうとしてるのかもしれない。
「・・・・・・・・・レントン、や。」
「うん?」
ともすれば聞き逃しそうになる程、細く囁かれた声。
エンジン音はすれども、この場所まではそう届く事も無く、人が居なければ実に静かな場所だ。
確かなサインをアキトは拾い、優しい双眸で返した。
「・・・ガロードや、ゲイナーは・・・彼女達の為に、此処に居る、のか。」
「・・・絶対とは言えないけど、理由としてはあると思うよ。」
若い故に想いの一途で、そして熱い彼等を思う。
その根底にある思いは、皆同じではあろう。
「レントンにはエウレカ、ガロードにはティファ、ゲイナーにはサラ。皆、守りたいものがある。」
「そうだね。守りたいものの為に、彼等は戦ってる。」
そこで少し切り、ヒイロは繋げた。
「―――――・・・・・・人は、誰かの為に、戦うんだろうか。」
「ヒイロ君?」
「誰だって、誰かの、何かの為に戦うと言う。俺は・・・俺の戦うその意味は・・・何だろう。」
そうしてヒイロは、ゆっくりと瞳を閉じた。
「でも・・・君も何か理由があって、この戦いに加わってくれたんだろう?」
何を言うべきかと言葉を探していたアキトは、結局無難に言葉を選んだ。
「この、戦いに?」
「君、言っていたじゃないか。二度と繰り返さない為に、と。世界の平和を願っての事じゃないのか?」
単身一機で突如戦場に乗り込んだ若き兵。
彼の願った未来は、果たしてどんなものだったのか。
「・・・確かに、俺は、あの過去の過ちを二度と起こさない為に、その起爆剤になり得る種を消し去ろうとした。
それを誰かや何かの為、と言うのか。だが・・・」
彼の瞳の濁りが増す。
何を躊躇うのか、若しくは恐れて戸惑っているのかもしれない。
「それは、本当に俺の思い、願いなのか?若しかすれば、今まで叩き込まれた思想や教えが、俺の感情を作り上げているのかもしれない。
誰かに植え込まれた、まやかしなんじゃないのか?」
彼等はたった1人、この過酷な戦争の真っ只中へ落とされたと聞く。
心身共に成長期であるその大事な時期に、彼等は全てを大人に捧げねばならなかったと言う。
アキトは、とても遣り切れない思いだった。
「誰かが、言った。コロニーでも特定の誰かでも、自分の想う人の為に戦えば勝てると、大丈夫だと。
そんな感情、分からないと言った。そしたら大切な人が出来れば分かるようになると。
大切な人が出来たら、自分を大切にするように相手に接すれば良いと言われたんだが・・・それが分らない。」
「え?」
「自分など、いらない。別に何時死ぬとも分からない不自由な身を、どうして好きになれる。
俺は、俺の為に生きて来た訳では決して無い。だが、誰かの為に生きて来た訳でも無い。
ただコロニーにいるドクターの指示に従っていただけだ。不満は無かったが、満足感も無い。
誰かを傷つける為の存在と言っても良い。言うなれば不穏分子に近いだろう。」
存在理由は何処にある?、と無言で問い掛けるヒイロの横顔を、アキトは見詰めた。
「以前に、言われたんだ。”お前が大切なんだ”、と。」
「・・・うん、それで?」
「”受け入れてほしいとは望まないから、どうか、それだけは覚えておいて欲しい”と。
だが、どれだけ大切だと思われたところで自身の考えなどそうそう変えられない。
それに、こんな俺が、同じだけの思いを返せるとは、どうしても思えない。
ならば、返せない想いに苦しまなくて良いように、誰からも思われなければ、と思っていたんだが、
誰かを想う事が戦う理由になると言う事は、俺のこの考えを真っ向から否定されている事になるんだと・・・」
「・・・・・・」
アキトは、大人びた少年の心を想う。
本当に大切な事を蔑ろにされたまま大人の世界へ放り込まれ、そして結果だけを求められた、犠牲のなれの果て。
彼の生活環境や素性を把握している訳では無いのだから全てに於いて否定的に捉える事は出来ないが、
1つ言えるのは、何時の時代であっても大人は責任と重圧を未来への可能性を携えた子供達に押し付け、
まるで盤上の駒を推し進めるかのように、戦局を動かす、哀しい現実があると言う事だけだ。
何時だって、子供達は大人の犠牲。あの娘もそうであったように・・・
「・・・済まない、こんな愚痴のような事を言うつもりは無かった。
ただ、人を殺してきたその重さから何かしら理由を付けて逃れたかっただけなのかもしれない。」
嘲笑を漏らしたその口元とは裏腹に、ヒイロの瞳は、何所か悲しそうだった。
「ヒイロ君は、その人の事が好きなのか?」
「・・・・・・・・・考えた事も無かったが。しかし・・・嫌いでは、無いと思う。」
「守りたい、と思った事は?」
「無いな。どちらかと言えば人の任務の邪魔ばかりしてくれた。言わばライバルのようなモノに近い。」
「・・・・・・同じ、パイロット?」
「そうだな。」
次第に心を開いて来てくれるヒイロに、アキトは微笑ましくなった。
彼の生来の性格もあるのだろう、これは、彼自身が恐らく自覚しなくてはならない事なのだ。
「別にね、僕は戦う事に理由なんていらないと、思ってるよ。」
思ってもみなかった返答を返されたのか、アキトを見るヒイロの瞳が少し見開いた。
「理由が無くちゃ戦えないなんて、子供みたいだし、ね。確かに理由があった方が楽だから。」
「・・・でも、あるんだろう?」
「そうだね、僕には確かに守りたいものがあるよ。何を犠牲にしても、何を踏みにじっても。
決して失くしたくないものがあるから、戦うんだ。でもね、無意識でも意識的でも、"戦う"って事は、それだけで誰かの何かを突き動かしてるんだ。」
ヒイロは黙って聞いている。
「大体、無理矢理理由を探すのも、なんかこじ付けみたいで格好悪いじゃないか。
・・・きっとね、分からなくても良いんだ。いつか、時が経って、過去を思った時に、ふと自分の戦う理由が分かるかもしれない。
それは誰かや何かや、もしかしたら自分の為かもしれない。でも、結局大切なのは今で、結果で、自分がしてきた事だ。
何かで言い訳したとしても、過去は清算出来ないし、罪が軽くなる訳でも無い。斯く言う僕もそう。
散々人を葬って、傷付けて・・・言い訳なんかで帳消しには出来ないから。」
弱い心と、脆い自身のプライドと、諦めきれなかった想いの為に。
「大丈夫、君だってちゃんと、戦う理由があるさ。今は分からなくても、"今の為に"戦える事に、意味はあるから。」
じっと黙って見詰める彼の頭に、アキトは手を置いて撫でた。
「難しく考えなくて良い。君は君の思うようにやりなさい。」
「・・・・・・手を退けてくれ。」
その顔が少し赤味を差しているのに、アキトは笑ってしまった。
素直でないのは、環境なのか、性格なのか。
この場合、両方のような気もする。
「君も僕の息子だったらなぁ。」
「・・・こんなので良いのか?」
「どうして?君みたいな子供も欲しかったよ?」
「物好き。」
吐き捨てた呆れ口調に、剣や棘が含まれていなかった事が、余計にアキトの心に響いた。
平和を夢見ながら、
その先を夢見る事の出来なかった少年。
平和を思い描き、
その為に自分を犠牲にした青年。
根底にある思いは、恐らく同じだろう。
まだ見ぬ誰か、守りたい何か。
"大切なモノ"の為に、汚れる手を今日も、天へと翳す。
眩い光が、何かを変えると、信じて・・・
って事で、アキトとヒイロの会話でした。
元々ヒイロの話ではあったんですが、相手を誰にするか迷いまして(^^:
1番最初は竜馬だったんですよ。
でも、あの人実年齢大人だけど精神的に子供のような人なので、しかも人の心の機微なんて絶対読み取れない子なので、チョイス出来ず。
結局、精神的にも年齢的にも十分大人なアキトさんにお願いしました。
本当アキトさんて、御父さん、って感じします。
だから、ヒイロも話し易いかなぁ、と。
人が良い印象があるので、ヒイロも強く出れないと良い。
あのルリが父と慕った位だし、ルリとも似通ってる所があるかなぁ、と思う佳樹としては、ヒイロが無意識にアキトに甘えてても良いなぁ、なんて。
アキトもアキトで、懐いてくれたのが嬉しく、実の子供みたいに可愛がってくれたら良いと思いました・・・が・・・本編での2人の会話は、恐らくありませんよね。
しかも佳樹、未だアキト使った事すら無いと言う←
ブラックサレナも乗りたいのですが・・・あの連続出撃数を消してしまうのが・・・それだけヒイロに愛を注ぎ込んだ証だったのに(いらない証だなヲイ)
こんな話になったのは、佳樹がヒイロに対して抱くイメージと講義の内容が妙に合致したから出来上ったのですが(イメージについては以前に記事にしたので、割愛します)、しかしヒイロ、饒舌ですね、驚く事に・・・
無口なポーカーフェイスは何処・・・・・・(沈)
神楽が書くと誰にしてもキャラ総崩れしますねぇ〜(泣)
今回も酷かった。
言い訳させて貰えるなら、一応はキャラ壊さないように努力だけはしております(嘘臭い)
余談ですが、
●"あの娘"=ルリ
●ヒイロのセリフの「"御前が大切だから"」ってのは、一応デュオ(←知りたい方は反転)
のつもりで書いてます。
多分どうでも良い情報だろうけど(爆)
よろしければ、御意見御感想、御待ちしております^^
ってか、ストーリーとかシステム根性で理解して、スパロボW宗介とヒイロの話書きたい。(まだ言うか)




コメント
コメントの投稿